トップページ > コラム

コラム


イメージ写真

 猛暑である。行動制限のない夏と言われているが、コロナの感染者数を見れば旅行はおろか近くの買い物すら控えてしまう。大学も夏休みなので、必然的に家にこもることになる。当初は退屈するのではと思ったが、とんでもなかった。

続きを読む



イメージ写真

 日本人にとって8月が特別な月であることは疑う余地がない。6日、9日、15日は特にそうである。第2次世界大戦が終わってから生まれた私が来年には後期高齢者になるのであるから、大半の日本人に戦争の記憶はないのだが、それでも8月になればあたかも経験したかのように胸が痛くなり、二度と戦争を引き起こしてはならないと誓う。

続きを読む



イメージ写真

 今年の夏は、と言うか、今年の夏もと言うべきか、平和なはずの日常を新型コロナ、熱中症、豪雨が脅かしている。自分の身を守るためには、各々への対処を怠りなくしていかなければならない。

続きを読む



イメージ写真

 猛暑の日に長時間電車に乗っていて冷房が効きすぎて凍えそうになった。そこで、長時間の移動のときには薄手のロングブラウスを羽織ることにした。地下鉄でふとそのロングブラウスを見たとき違和感があった。これは確か赤みのあるレンガ色をしていたはずだ。そのために真夏に着るのを躊躇していたのだ。

続きを読む



イメージ写真

 今年はいつになく早く猛暑が来てしまった。毎年、この時期は電子機器、特にパソコンのトラブルが多発し、その対策に汗をかく。いつの間にか我が家(所属人数は私1名)のパソコンは6台になってしまった。今年こそはトラブルが起きませんようにと祈るばかりである。幸い、現在のところ大きな問題は生じていないが、夏はこれからなので気は抜けない。

続きを読む



イメージ写真

 ユバル・ノア・ハラリの著作を3冊読み終えた。うち2冊(SapiensとHomo Deus)は原書で何か月もかけて苦労して読んだが、21 Lessonsは日本語訳なので勢いであっという間に読み終わった。もっと人間の進化について理解したいと思うようになった。

続きを読む



イメージ写真

 まだ6月だというのに間もなく梅雨明けになりそうというニュースを見て、慌てて庭に除草剤を撒いた。しばらくは晴天が続くのでチャンスだと思ったのである。昨年は、梅雨明けを待って撒いたつもりがすぐに雨が降って無駄になってしまった。

続きを読む



イメージ写真

 先日、歯科医院から出て家に向かう途中の道でマスクをしていないことに気付いた。診察の際に外してポケットに入れていたことを思い出し、あわてて着けた。私としたことがこんなミスを犯すとは。家のドアに「マスク着用」というイラスト入りのプレートを付け、外出の際には必ずマスクをし、家に戻るまでは決して外さないことを信条にしているほどなのに。

続きを読む



イメージ写真

 明治、大正、昭和時代に書かれた小説や映画では、現在では考えられない差別的な表現がかなりの頻度で出てくる。時には目をそむけたくなるものもある。これらは、当時の世相を表したものとして修正はされることはない。

続きを読む



イメージ写真

 原書で読んでいるために一向に終わりが見えなかったHomo Deus(ユヴァル・ノア・ハラリ著)だが、ようやくもう一息で最後の章というところまでたどりついた。とにかく英語力の乏しさに加えて、世界史の知識の無さが読むスピードの遅さに影響しているのだが、今更どうしようもない。

続きを読む



イメージ写真

 この歳になるとできないことが増えてくる。目立ったところでは、若い時には弾けていたピアノが全く弾けなくなった。数年前に腰を痛めてからは、走ることと飛び跳ねることができなくなった。腸閉塞の手術をした後は、消化の良い食べ物しか食べられなくなった。老眼も進んで文字を読むのがつらくなった。

続きを読む



イメージ写真

 私の大好きなドラマ『相棒』では、主人公とその相棒はいつも「暇か?」と言われている。そして、主人公はいつも「細かいこと」が気になっている。何だか自分のことを言われているみたいである。私が暇なのは事実だし、最近ますます細かいことが気になる。ただ、私の「気になること」は右京さんのそれとはちょっと違うようだが。

続きを読む



イメージ写真

 雨の降る日の散歩が楽しみになっている。その理由は半年前に買ったビニール傘が使えることにある。よくそこら辺に放置されているビニール傘とは違う。透明で、カラフルな模様がついている。初めて使ったとき、周囲の見通しがよいことに驚いた。これなら車はもちろん前からくる自転車も避けることができる。

続きを読む



イメージ写真

 聞いたところによると、最近の若い人たちは、映画やドラマの倍速視聴や(ネタバレを見て)結末を知ってからの視聴が当たり前になっているということだ。その理由として2つの要因が挙げられている。倍速視聴は、限られた時間で多くの動画を見なければならないので時間を無駄にしたくないということである。

続きを読む



イメージ写真

 毎日(ただし雨の時はさぼることもあるが)2時間半のウォーキングを欠かさない。最近は足が速くなったのか結構遠くまで行けるようになった。さらに、同じルートでは飽きるので新ルートの開拓も進めている。

続きを読む



イメージ写真

 年齢のせいもあるのだが、最近本を読むと目が疲れる。慣れない英語の本(SapiensとHomo Deus)を神経を集中させて読んでいるので、そのせいかもしれない。当然、目薬を差す頻度が高まる。気づいたら残りがわずかである。すぐにAmazonのサイトを開いて注文した。

続きを読む



イメージ写真

 毎日欠かさず続けているウォーキングで、週に一度は家から1時間ほど歩いたところにある大型書店に立ち寄る。そこでは、どのような本が出ているのか、どのような内容なのかを確かめるだけであり、興味を持った本はAmazonで買うことにしている。

続きを読む



イメージ写真

 蔓延防止措置が明けた4月上旬、2泊3日の琵琶湖一周の一人旅を決行した。昨年末に予定していたのだが、大雪で列車が動かず断念せざるをえなかった。今回はそれのリベンジ旅行である。東京と米原間の新幹線の往復切符と、京都と彦根のホテルの予約だけして、あとは気の向くままに歩くことにしていた。

続きを読む



イメージ写真

 子供の頃、昭和の年号に25を足すと西暦の年号の下2桁になると教わった。私は昭和23年生まれだから西暦1948年となる。これは社会人になってから、子供が生まれてからも有効だった。しかし、平成になって崩れた。

続きを読む



イメージ写真

 同じブランドの商品を使い続けたり、同じ食品を食べ続けたり、といった一種のこだわりに対して、世の中はポジティブに受け止めているように見える。何かに愛着を感じたり、何かにこだわったりするのは、人間味あふれていていいなと思うのだろう。でも、私自身はそれをしない。安いものがあればすぐにそちらを買うし、新製品が出ればすぐに飛びつく。

続きを読む



イメージ写真

 この数年間、何かにとりつかれるように「家の中の物を捨てていかなければならない」と思い続けていたような気がする。「終活」という言葉が目にちらつき、この歳になったら身の回りの物を整理して必要最小限の物だけ残して始末してしまい、静かに余生を送るのが正しいあり方、と思わされてきたのではないだろうか。

続きを読む



イメージ写真

 週に一度は乗っている電車の車窓からぼんやりと景色を眺めていたら、建物の壁に大きく「ペットの霊園」と書かれているのが見えた。いつも目にしていたはずなのに全く気づかなかった。

続きを読む



イメージ写真

 もしもアラジンのランプが手に入って3つの願いが叶うとしたら、と考えることがある。@120歳まで長生きする A死ぬまで自立して行動できる B死ぬまで脳の働きを維持できる と言うのが現在の私の個人的な3つの願いである。@とAに関しては全く不可能とは言えないと思っている。

続きを読む



イメージ写真

 一人で仕事している私にはなくてはならない助っ人たちがいる。人というより機械といったほうがいいのだろうが、毎日、各々に声をかけながら暮らしているので家族みたいなものである。この2年弱の間に、この家族にも大きな変化があった。2年前には3人(台)だったのに現在はなんと6人(台)もいる。家族=パソコンたちの話をしたい。

続きを読む



イメージ写真

 永井荷風の日記(断腸亭日乗)のエッセンスを集めた「摘録 断腸亭日乗」(上下巻)を読んだ。上巻は大正6年(1917)から昭和11年(1936)まで、下巻は昭和12年(1937)から昭和34年(1959)まで、全体で荷風38歳から79歳の日記である。

続きを読む



イメージ写真

 コロナ渦に突入して2年以上が経った。高齢者のフレイルが問題になる中、私の健康状態はコロナ前よりも良くなっている。明らかに毎日2時間以上の速足ウォーキングのお陰である。夜よく眠れるし、食事も美味しい。私のウォーキングは、5種類のコースを日替わりで歩くというものである。

続きを読む



イメージ写真

 私が仕事や子育ての両立に関する過去の経験を若い人たちに語ることを止めようと思うようになったのは65歳頃からである。それ以前から自分の言葉が伝わっていないと感じることが多くなっていた。それでも聞かれたら答えようとは思っていたが、自分の子供からでさえ聞かれることも無くなっていた。

続きを読む



イメージ写真

 脳の働きの主役はニューロンであるとずっと思ってきた。言い換えれば、ニューロンが分かれば人間の脳の働き方が分かり、それによりAI(人工知能)が人間に近づき、ひょっとすると超えることもできるのではないか、と信じそうになっていた。3年前、グリア細胞の存在を知り、私だけではなく多くの人たちが脳について分かっていなかったのだと気づかされた。

続きを読む



イメージ写真

 一人暮らしで引きこもり状態が続いている。大学の非常勤講師の授業も4月までは無いので、他人との会話の機会はほぼゼロと言ってよい。そのような中、感動したことを声に出して言うと気分もよくなることに気づいた。最近多いのは、朝食の後の「美味しかった、幸せ」と言葉に出すことである。この言葉には多くの意味が込められている。

続きを読む



イメージ写真

 最近、ウォーキングがつらくてたまらない。寒さに加えて風も強く、2時間以上歩くのはかなりの苦行である。だから日向の道ばかり選んで歩いて、せめて太陽の暖かさだけは頂こうとしている。雪の降った後などは、凍った道で滑るのが怖くてかなり緻密に日向ルートを探って歩いている。行く先が決まっているなら、できるだけ安全で快適なルートを選ぶのは当然ではないだろうか。

続きを読む



イメージ写真

 「想定外」と言う言葉が頻繁に聞かれたのは、東日本大震災が起きた直後(約11年前)だろうか。その後、安易にこの言葉を発するのはリスク管理ができていないことを認めるとみなされるようになったからか、あまり聞かれなくなった。しかし、予想をはるかに超える「こんなはずではなかった」と言いたいことはかなり頻繁に起きている。

続きを読む



イメージ写真

 この年末年始は、寒波のために殆ど家に引きこもっていた。実は昨年末に滑り込みで琵琶湖周辺の一人旅を計画していたのだが、案の定、大雪でキャンセルせざるを得なかった。関東も寒波で、いつものウォーキング以外は部屋でテレビを観る日々が続いた。毎日観たい番組を漁っているうちに、自分の好みの番組の傾向が分かってきた。

続きを読む



イメージ写真

 昨年末、郵便ポストに年賀状を入れる口を示す表示が現れてすぐ、束にした年賀状を投函した。例年よりちょっと早めである。理由は明らかである。年々、数が減っている上に、書く(作成する)のが楽になっているからである。

続きを読む



イメージ写真

 私が日替わりで行っているウォーキングのコースにはいくつかの池がある。いずれも、もとは自然の池や沼だったのだろうが、現在は整備されて公園のようになっている。秋になるとカモやオオバンが沢山やってきて賑やかなことこの上ない。そんな中、ある池で素晴らしい出会いがあった。

続きを読む



イメージ写真

 一人暮らしの私には、当然ながら生活習慣について口うるさく注意をする人はいない。つまり自分の食べたいものを自由に食べ、飲みたいものを自由に飲むことが出来る。その結果として、生活が不規則になったり生活習慣病にかかったり、寿命を縮める可能性だってある。

続きを読む



イメージ写真

 国内外の名だたる企業が自分たちの「パーパス」を明確に設定し、それに基づいてビジネスを行っているというニュースがあった。企業のパーパスとは、「社会における企業の存在意義」だそうである。それを決めるにあたっては、社員全員で話し合うとか創業時の理念(初心)に立ち返るとか、様々な取り組みがなされているようである。

続きを読む



イメージ写真

 いよいよ冬に突入した。秋から冬にかけてのウォーキングでは、毎年、池や川にやってくるオオバン探しを楽しみにしている。なぜか、年によって見かける数や場所が違う。もちろんカモに比べれば圧倒的に少ないのだが、びっくりするくらい多い年もあれば、一昨年のように殆ど見かけなかった年もある。

続きを読む



イメージ写真

 先日、テレビで「ソロキャンプ」が紹介されていた。私自身、キャンプの経験は全くない。テントで寝たことも、寝袋に入ったこともない。ましてたった一人で真夜中にテントで寝るなんてとてもできそうにない。でも、ソロキャンプの映像を見てキャンパーたちの話を聞くと、なぜそれに多くの人が惹かれるのかよくわかる。

続きを読む



イメージ写真

 非常勤講師をしている大学では、全て対面授業となった。ただし、同時にZOOMによる配信も行っているので私自身の働き方は変わっていない。教室にいる学生はこれまでの出席者数から考えてかなり少ない。明らかに出席率は落ちた。

続きを読む



イメージ写真

 中学生の頃から家を出ることばかり考えていた。まず東京へ、そして海外へ。現代の子供たちは親と仲が良い、とよく言われているが、当時の私はそんなことはなかった。親に守られている感覚よりも親から様々な規制を受けている感覚が強かった。

続きを読む



イメージ写真

 衆議院議員選挙とハロウィーンが重なった10月末は雨模様だった。朝9時前にいつもの投票所に向かう。驚いたことに、投票所は最近経験したことのない密状態だった。ただし、高齢者が多いことだけはいつも通りだったが。駅に向かって歩く途中で隣の地域の投票所の前を通りかかったら、こちらは道路に長い行列ができていた。

続きを読む



イメージ写真

 かつて母は「70代までは積極的に動けるけれど、80代になると体が思うように動かなくなる」と言っていた。私はそれを信じて、仕事が大きく減る70代は思う存分好きなことをしよう、と期待していた。しかし70代になってみると、60代と比べてアクティブに動こうとする気力がかなり薄れていると感じられる。積極性が減少しているのだ。

続きを読む



イメージ写真

 私は結構新しい物好きなのかもしれない。マイナンバーカードを作ったのは5年前である。ただし、成り行きでそうしたというだけのことであり、欲しくてたまらなかったわけではない。それでも私にとっては便利で、様々な場面で結構役に立っている。

続きを読む



イメージ写真

 私は都内の大学で非常勤講師をしている。全国的に緊急事態宣言が終了した10月になって、これまで全面リモート授業だった私の担当授業(3クラス)がハイブリッド授業に戻った。これは学生の半数が教室で対面授業を受け、同時にZoomでリモート配信して半数の学生が自宅などで受講するというものである。

続きを読む



イメージ写真

 この夏は籠バッグ(ストローバッグ)を使わなかったことに気づいた。ウォーキング以外の外出が少なかったからだろう。最近は籠バッグなど持っている人はあまり見かけないが、私は幼い頃とても憧れていた。

続きを読む



イメージ写真

 以前、知人から共通する知人のことについて「ああいうことがあったから、しばらくはそっとしておいてやろう」。と言われて、はあ、と曖昧な返事をしたことがある。こういうことは私にはよくあることで、「誰かの大変な状況」について当然知っているはず、という前提で話題が出されて困ることは多い。

続きを読む



イメージ写真

 70歳で大学を定年退職し、完全な個人事業主となって3年目である。定年は60歳、65歳と計3回経験したが、前の2回はその後企業や大学に雇用されたので意識が大きく変わることはなかった。でも今回は違う。雇用されることは窮屈だった一方で、組織の一員として守られていたのだということを今更ながら実感している。個人事業主は孤独である。

続きを読む



イメージ写真

 幼い子供たちが交通事故で命を落とすニュースを見聞きすることが多い。胸が痛み、私のような高齢者が代わってあげたほうがよかった、などと思う。最近、長生きするために努力をすることが目的のような生き方をしている自分を省みて、生きるのであればもっと社会に貢献しなければならないのではないか、と考え込むことも多くなった。

続きを読む



イメージ写真

 コロナウイルスはどんどん変異を繰り返し、したたかに強くなっているのに、人間の変化のスピードは驚くほど遅い。むしろ人間は変化を阻止しようという方向に走りがちである。私自身がそうで、できれば昨日と変わらずに自動的に行動ができれば楽だと考えがちである。変化するのにはエネルギーがいるし、ストレスも大きいからである。

続きを読む



イメージ写真

 夏休みは終わった。子供のころから早め早めにスケジュールをこなすタイプだったので、夏休みが終わるギリギリになるまで宿題をしないでいるなどということはなかったと思う。しかし、高齢者になると変わってきた。

続きを読む



 前ページへ   次ページへ