このコラムで、今年(2026年)の目標は「新しいコミュニティに入る」そして「新しいことに挑戦する」だと(しつこく)書いてきた。毎年のことだが、目標を立てても掛け声ばかりで月日が経ってしまうことが多い。しかし、今年は1月のうちにそれらが現実になってきた。お陰で、連日、違った場所に違った立場で参加しており、かなり頭が混乱してきている。それ以上に、高齢者にはきついものがある。コミュニケーション手段の多様化が、目と指先と頭を攻撃しているのだ。
そもそも年の初めに計画的に新しいことを始めようとした訳ではない。年末年始の暇に任せて「問い合わせ」をしていたら、いつの間にかいくつものことが並行して先に進んでしまっていた、と言うことである。結果として、毎日違った「石田さん」の顔と服装で、あちこちに出かけることとなった。そして、もう一人の「疲れ切った厚子さん」が、家に帰って腰をさすりながらため息をついている。
コミュニティごとに違っているものは人だけではない。コミュニケーションツールもそうである。そもそも老眼でスマホの画面を見るのが厳しい私は、できるだけパソコンを使ってコミュニケーションを取るようにしている。しかし、最近の主流はスマホを使ったコミュニケーションである。パソコンからメールを送るなど(特に若い人には)通じない。LINEの利用は避けて通れなくなった。しかし、スマホを使った情報共有の仕組みはそれだけに止まらない。様々なアプリで情報共有、通信、通話、データ送信、を行う必要が生じている。でも、それについていけなければ、新たなコミュニティへの参加は難しい。
最近のアプリを(若い人が)どう使っているかを見てみると、とにかくやってみてうまくいったらそれでよし、という「トライアンドエラー」方式のようである。だから、私がやり方について質問しても歯切れが悪い。最後には「やってもらうしかない」状況に陥る。多分、「面倒な婆さんだなあ」と思われているに違いない。そう思うと質問もしづらくなる。これでも、私は情報技術のプロなのである。スマホごときにバカにされてたまるか、の気概で、仕組みについて理解をしようと頑張っている。日々、若い人の足手まといにならないように、自分で考えて行動できるようにしなければ、と頭はフル回転である。
新しいコミュニケーションツールの仕組みがようやくわかってきたとしても、次なる課題は「スマホの文字が小さすぎて読めない」問題が待っている。先日も外出先でスマホを見るために眼鏡を外した途端、ねじが飛んでレンズが落ちてしまった。幸いレンズは無事で、その日のうちに修復できた。こんなことが度々起こってはたまらない。スマホは家で落ち着いて見るものではなく、外出先でさっと取り出して操作するものである。どうやったら、それが安全にできるだろうか。
最後の頼みの綱はAIの進歩である。ロボット秘書に助けてもらえる時代が早く来てほしい。しかし、それにも大きな問題がある。頭を使わなくなることで、認知症の発症につながるかもしれない。やはり、自分を追い込んでいく行動は続けなければなるまい。
自分の信念に従って行動する「高い志を持つ、市場価値の高い技術者」を育成します。
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コンサルティングと研修のサービスを提供します。
所長:石田厚子 技術士(情報工学部門)博士(工学)

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いくつもの顔を持つということ
2026.1.25

