年齢のせいもあるのだが、最近本を読むと目が疲れる。慣れない英語の本(SapiensとHomo Deus)を神経を集中させて読んでいるので、そのせいかもしれない。当然、目薬を差す頻度が高まる。気づいたら残りがわずかである。すぐにAmazonのサイトを開いて注文した。こんな小さな、しかも安いものを次の日に届けてもらうなんて申し訳ない、と思いつつも、つい便利なのでネットに頼る。別の日には、朝起きてすぐ髪をとかしたらヘアブラシにひっかかった。古いブラシは大分へたっている。すぐにまたAmazonさんにお願いしてしまう。夕方には届いた。髪がなめらかになったようで気持ちがよい。近くのドラッグストアにウォーキングのついでに寄ればいいようなものだが、店に入って商品を探しお金を払うというプロセスに抵抗を感じるのだ。もうAmazonなしでは生活できそうもない。
新型コロナの感染者数が気にならなくなった。自分が感染する恐怖がかなり減っている。なぜなら、毎週2回は都心の満員電車に乗っているが、乗客はほぼ100%、不織布マスクを(鼻マスクではなく)きちんとつけている。しかも、皆息をひそめているように静かである。私自身ワクチンの3回目を打ってもう3か月近くになるので、効果のほどは不明であるが、マスクと手洗いをしていれば感染も重症化も恐れなくてもよいと思える。
非常勤講師をしている大学の授業は全面的に対面授業になっている。昨年は半数だけが教室で受講するハイブリッド授業だったので、座席には空きがあった。久しぶりに100人の学生を目の前にしたときはちょっと引いたが、すぐに慣れた。学生も私もマスク姿である。さらに、コロナ前とは違って、完全にペーパーレスにしてレポートは全て大学のシステム経由でアップロードしてもらうことにしたので、紙を触らないで済む。様々な点で安全だ。
物を増やさないと決めたはずなのに、最近いくつか購入してしまった。もちろんネットで。季節の変わり目の3月、起床したら肩と首がこちこちに凝っていた。肩を揉む機械でもあればとネットで検索し、お手頃価格で小さなものを見つけて即購入した。次の日に届いてすぐ首と肩を揉んだらすっと頭が軽くなり、目までがすっきりした。さらに、1年前にWindowsからUbuntu 20.04.4LTSに入れ替えたノートパソコンから、プロジェクタで画面を投影したくなった。最近のUbuntuはかなり進化していてプリンタなら設定は自動的に行われている。やり方の目星をつけたのだがプロジェクタがないので試すことが出来ない。またもAmazonのお世話になってしまい、小型のプロジェクタを購入した。次の日、ほぼ自動的に投影できることを確認した。それだけのために?いや、iPhoneの画面も投影できるので孫の動画も大きくして楽しめる。使い道はまだあるはずと信じている。
ニューノーマルの買い物は、飲み会に出た際の負担額でカウントしている。肩もみ機は飲み会1回分、プロジェクタは飲み会2回分、という計算である。この2年以上飲み会を控えているので、まだ飲み会〇回分の貯えがある。だから買い物はしても散財している気はしない。これからも飲み会にはほぼ参加しないだろうから、その分まだまだ物は増えるのだろうな。せめて場所を取らないものに限定するくらいの注意は払いたい。
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コンサルティングと研修のサービスを提供します。
所長:石田厚子 技術士(情報工学部門)博士(工学)
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いつの間にかニューノーマル
2022.05.01