いよいよ冬に突入した。秋から冬にかけてのウォーキングでは、毎年、池や川にやってくるオオバン探しを楽しみにしている。なぜか、年によって見かける数や場所が違う。もちろんカモに比べれば圧倒的に少ないのだが、びっくりするくらい多い年もあれば、一昨年のように殆ど見かけなかった年もある。今年は11月初めから各所で見られるようになり、日に日に数を増している。嬉しくてたまらない。
私は目が悪いので遠くの水鳥がカモかオオバンか見分けることができない。そんなときは耳を澄ませて鳴き声を聞く。オオバンの甲高い声が聞こえると近寄っていて眺めることにしている。最近、耳を澄ますと他の鳥の鳴き声も聞こえることに気づいた。他にどんな鳥がいるのだろうか。そういえば、歩いていて見かける鳥たちの名前を殆ど知らない。せっかくなのでもっと鳥たちのことを知りたいと思うようになった。
ウォーキングしていて気づくことは他にもある。道端の草花である。季節ごとに変わっていく色や形にどれだけ癒されていることだろうか。小学生の頃の夏休みの宿題で草花の名前調べをして以来気にもしていなかったのだが、どうも60年以上前の小学校時代とは種類がだいぶ違っているようだ。外来種が増えたのだろう。現在の草花のことをもっと知ってみたい。そうでないと、毎日私を癒してくれる草花たちに申し訳ない。
週に一度はウォーキングの途中で大型の本屋さんに立ち寄り、結構長い時間立ち読みをしてしまう。鳥類図鑑や植物図鑑を眺めることもある。でもどちらも重いし、なかなか目的の鳥や草花にたどり着かない。結局、Amazonで購入した。これからは家でゆっくりと調べることができる。やっぱり双眼鏡も買おうかな。知りたいことがあると何だか嬉しい。
新型コロナの感染が一旦収束して、1年10か月ぶりに子供たち、孫たちが遊びに来た。孫たちの写真や動画は見ていたが、やはり実際会うと発見が多い。驚いたのは、小学生の孫が手話で歌を歌ってくれたことである。それも英語が入った難しい歌である。聞けば、コロナの影響で音楽の時間に大声で歌うことができず、手話と小声で歌うらしい。それにしても、あんなに長い歌詞を手話で表現できるなんて素晴らしいではないか。ちなみに、孫は地元の公立小学校に通っている。現在の小学校の授業はこんなに変わってきているのだ。これはうかうかしていられない。私も変わって行かなければ孫たちに置いて行かれる。
幸い、現在の私は仕事があるので結構忙しく動き回っている。でも後期高齢者になったらその仕事も無くなる可能性が高い。それを思うとちょっと不安になる。そんな時に知りたいことがあるのは大きな意味がある。次の行動に結びつくからである。何よりワクワクすることが生きる希望につながる。鳥類図鑑や植物図鑑で身の回りの鳥たちや草花について調べることをルーチンにしよう。さらに、非常勤講師をしている大学が休みに入ったら手話の勉強も始めたい。そして、孫にあの歌を教えてもらおう。
知りたいということは学びたいにつながる。学ぶことは成長に、さらには時代への柔軟な対応にもつながる。長生きしたいと思うなら、知りたいことを増やすことだ。
自分の信念に従って行動する「高い志を持つ、市場価値の高い技術者」を育成します。
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コンサルティングと研修のサービスを提供します。
所長:石田厚子 技術士(情報工学部門)博士(工学)
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知りたいことが沢山あるとワクワクする
2021.12.05