タイトルを見ると新型コロナの話か、と思われるかもしれないが違う。私自身の日常で起きている個人的なイライラについての話である。そもそも私の一番の楽しみは問題を見つけて解決することである。これまでも、徹底的な減塩で血圧を下げる薬を止めることができた、暴走パソコンのOSをWindowsからLinuxに変えて使えるようにした、など「どや顔」で報告してきた。しかし、実は問題があっても原因が分からない、解決したと思ったけれど問題が再発した、ということが結構多くあって、そんなときについ口から出てしまう言葉がこれである。「もういい加減にしてほしい」。
今まさに直面しているのが、一つ目の問題「汗」である。私は痩せて干からびた高齢女性なのに非常な汗っかきである。決して多汗症という病気ではない。暑い季節のウォーキングや、熱々の料理や辛いものを食べたときに大量の汗をかく、という人間の体として当たり前の反応である。問題はその量なのである。ウォーキングの場合、最初に30分は何事もないが、それを過ぎるとマスクの中に汗をかき始める。その後発汗は加速し、歩き始めて1時間を過ぎると顔中汗だらけで髪の毛の下から汗がしたたり落ちてくる。もちろん服の下は滝のような状態である。さらに1時間以上歩いて家に帰ると、もう頭からバケツの水をかけられたような状態になっている。ただ、汗をかいた後の爽快感が忘れられなくて、次の日もウォーキングに出かけてしまう。病気ではないので汗を止めようとは思わない。ただ、着ている服が汗で体にはりついている姿を他人に見られたくないだけである。服装に工夫をこらしているのだがうまくいかない。毎日、知人に会わないことを祈るだけである。
二つ目の問題は「不思議現象」である。私は霊も魂も信じていない。だから原因不明の不思議な現象が起こっても、科学的な根拠があるのだろうが自分の知識不足でそれがわからないだけ、と思っている。ただ、その現象を消さないとイライラが募って体に良くない。
1年前にはテレビに不思議現象が起きた。何もしないのに急に入力切替えの黒いボックスが表示され、何もしないのにHDMI、ビデオと次々と切替わってテレビが見られなくなる。それは頻繁に起こり、リモコンの故障かと取り換えてみたが変化なし。しばらくリモコンをしまい込んで手動で操作していた。後日リモコンを復活させたら現象は無くなった。
この夏には換気用のレンジフードのランプが何もしないのに点灯し、何もしないのに消えるという現象が起きた。放っておくと、点いたり消えたりを延々と繰り返す。リモコンを使えなくしても変化なしである。そのうちにランプのカバーが熱くなって火事になる危険を感じたので、ランプが消えた時点で電球を外してしまった。しばらくはランプのことを忘れることができた。しかし、それから1週間後、また点灯スイッチが何もしないのに入るようになった。電球がないので目では分からないが音で分かる。「ピッ、ピッ」という音が延々と続くのである。遂に、使わない時はレンジフードをロックすることにした。原因究明にも問題解決にも至ってはいないが、心の平穏だけは確保できている。何かの霊が・・なんてことは無いと思うが、電子機器は不思議がいっぱいである。もういい加減にしてほしい。
自分の信念に従って行動する「高い志を持つ、市場価値の高い技術者」を育成します。
「市場価値の高い技術者の育成」を目指して、
コンサルティングと研修のサービスを提供します。
所長:石田厚子 技術士(情報工学部門)博士(工学)
コンサルティングと研修のサービスを提供します。
所長:石田厚子 技術士(情報工学部門)博士(工学)
トップページ > コラム
もういい加減にしてほしい
2021.08.29